2022年7月に打ち上げられた超小型人工衛星HSU―SAT1に搭載したカメラによって、地球の撮影に成功いたしました。
HSU-SAT1は、 国際宇宙ステーションから放出された昨年8月より地上局との交信を続け、衛星バス機器の動作確認に成功、姿勢制御用磁気トルカの動作も確認できました。残念ながら、光通信実験は未着手に終わり、また、搭載カメラによる画像データのアナログ伝送(SSTV)とデジタル伝送(GMSK)が共に不調であると、当初、確認されました。
しかし、2023年1月、微弱ながら、SSTVによる画像信号を確認でき、以後、数十枚の画像を地上局で取得することに成功いたしました。
下記は、取得した画像の一部で、宇宙から撮影した地球が写っています(写真はノイズ除去処理を施しています)。
(写真の無断転載を禁じます)
なお、HSUーSAT1は、高度低下により、3月11日、大気圏に再突入し、寿命を終えました。
ご支援くださいました皆様に、心より感謝申し上げます。